筋トレだけじゃダメ?筋膜リリースの効果とメリット・デメリットについて

筋トレやストレッチ、ヨガといった体を整える運動の中には「筋膜リリース」という物があります。この筋膜は体全体の筋肉を覆っているので、筋膜リリースでの影響は体全体に効率よく及ぶのです。今回は具体的にこの筋膜リリースによって体に何が起き、どのようなメリットが得られるのか?また注意すべきデメリットはないのか?などについて解説していきます。

筋膜リリースの必要性と効果

そもそも筋膜とは?

筋膜というのはその名の通り筋肉を包んでいる膜の事を指します。しかしそのイメージよりもこの膜は体の深くにまで広がっており、筋肉を構成している筋繊維一本一本にまで及んで包み込んでいるのです。

この筋膜は筋肉を包みながらも、内臓を包む膜とも繋がっています。内臓を包む膜は内臓の保護を目的としていますが、筋膜は少々勝手が違っており、こちらは筋肉の保護ではなく筋肉同士の摩擦を緩和し、なめらかに筋繊維が動けるようにサポートする役割を担ってます。この筋膜がスムーズに潤滑するためには豊富な水分を必要としますが、様々な原因によって筋膜全体に水分が行き渡らなくなり脱水した状態となると、筋膜はまるで接着剤のように癒着を引き起こしてしまうのです。

これにより筋膜が隣接している筋肉同士や皮膚をくっつけてしまい、動かしにくくしてしまいます。体は動かすことで血流やリンパの流れを促して老廃物の除去や栄養の循環を行っているので、筋膜の癒着によって動かしにくくなった部分は、凝りが起きたりむくみが起きやすくなってしまうのです。


筋膜リリースの効果

上記の筋膜の癒着を引き剥がすためのストレッチなどの運動や、施術による治療の事が、一般的に「筋膜リリース」と呼ばれている物になります。筋膜リリースを行うことで、筋肉同士の癒着を改善し、筋肉同士が独立して動かしやすくなる効果が見込めるでしょう。


筋膜リリースをするメリット

筋膜リリースによって得られるメリット

まず筋肉同士の潤滑が取り戻されることによって、体全体の動きがスムーズになります。筋膜は体全体の筋肉を覆っているので体の一部に癒着が出ているだけでも、体全体への影響が懸念されます。なのでその癒着を外す事が出来れば一部だけでなく、体全体の動き易さが改善されるのです。また癒着によって起きていた体の凝りやむくみも解消されるので体の老廃物を流しやすくなり、だるさや腰痛などの改善につながるケースもあります。

筋膜リリースにはストレッチで行う方法と、施術によって行う方法とがあります。以下ではそれぞれの方法によるメリットの違いもあわせて解説します。


ストレッチなどで筋膜リリースをするメリット

ストレッチによる筋膜リリースのポイントは、低コストで済むことです。体一つで行う物であればノーコストで出来ますし、より効率的に行いたい場合でも機具は一度買えばずっと使えますので継続コストの発生もなく経済的です。またストレッチは筋膜リリースと同時に筋力トレーニングにもなり、運動によって代謝も上がるので筋膜をリリースしつつ、筋肉の発達によって代謝や姿勢の改善による体調改善効果が見込まれます。運動をする時間的・体力的な余裕が有り、運動に意欲が有る場合におすすめの方法です。


施術によって筋膜リリースをするメリット

施術による筋膜リリース法には、ハイドロリリースという物があります。生理食塩水などを使って脱水を起こした筋膜へと水分を供給し、癒着を剥がす方法です。筋膜の癒着による強い痛みなどが起きていて、運動をするのが辛い深刻な状態などの場合は体に負担をかけず、かつ問題の患部へと集中的に効果を及ぼせるハイドロリリースが良いでしょう。体が辛くて動かせない時でも筋膜をリリースすることができ、高解像度エコーによってどの部位の筋膜が癒着などを起こしているかもすぐ分かるのでリリースによる改善も素早く出る傾向にあります。


筋膜リリースをするデメリット

筋膜リリースのデメリット

筋膜リリースは基本的に体の状態を改善してくれますが、中にはデメリットが発生するケースもあります。例えば怪我をしているのにも関わらず筋膜リリースを行うと怪我が悪化してしまう危険性があります。怪我をしている筋肉の動きが良くなってしまうと傷口が筋肉の収縮で動かされてしまい血液が固まりにくくなったり、内出血が広がってしまうことがあるのです。骨に異常が有る状態の人もこれと同じで、筋肉がなめらかに動きやすくなってしまうことで骨に負荷がかかって状態が悪化する危険性があります。怪我及び骨への異常が見られる場合は、まずはそちらを治療してから、次の段階として筋膜リリースへ挑戦するようにしましょう。


ストレッチによる筋膜リリースのデメリット

ストレッチといえど運動なので人によっては辛くて続け難いというデメリットがあります。また正しいフォームで行う必要もあり、鏡などでチェックして正しいフォームを身に着けないと、負担のかかる無理な体勢でストレッチしてしまい、怪我をしてしまったり、思うように効果が出なくなるケースがあります。少々大変なことと、フォームに気をつけて行わなければ危険な部分もあることは覚えておく必要があるでしょう。


施術による筋膜リリースのデメリット

費用がやや高めに掛かるというデメリットがあります。また施術の際は注射による生理食塩水の注入が行われるので比較的痛みを感じやすいのもデメリットと言えます。また経過観察の結果にもよりますが1度で終わることはあまりなく、何度か通う必要があるので医院の場所によっては何度も通うのが負担になる場合もあるでしょう。


なめらかに動く体を取り戻すには筋膜リリースを試してみよう

筋膜リリースは体全体のなめらかな動きを取り戻し、凝りやむくみも解消してくれる効果が期待できます。怪我や骨の異常がある時にはできないのでその点に注意は必要ですが、ストレッチによる筋膜リリースなどはコストも掛からないので気軽に始められるのも魅力です。痛みなどがある場合は医院の施術で筋膜リリースをする方法もあるので、自分にあった方法での筋膜リリースを試してみると良いでしょう。

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